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傀儡
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にんぎょう
ふりがな文庫
“
傀儡
(
にんぎょう
)” の例文
姥は戒刀をダラリと下げ、眼を細くし首を延ばし、糸の切れたあやつりの
傀儡
(
にんぎょう
)
のように、フラフラと前へ出た。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
七八寸ぐらいある
傀儡
(
にんぎょう
)
のようなものがぐったりとなっていた。禅師はその傀儡に向って言った。
雷峯塔物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
やや長き
間
(
ま
)
。——
衝
(
つ
)
と避けて、立離るる時、その石垣に立掛けたる人形つかいの
傀儡
(
にんぎょう
)
目に
留
(
とま
)
る。あやつりの竹の先に、
白拍子
(
しらびょうし
)
の舞の姿、美しく
﨟
(
ろう
)
たけたり。夫人
熟
(
じっ
)
と
視
(
み
)
て
立停
(
たちどま
)
る。無言。雨の音。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
七八寸ぐらいある
傀儡
(
にんぎょう
)
のようなものがぐったりとなっていた。禅師はその傀儡に向って云った。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
と、
傀儡
(
にんぎょう
)
は白い蛇となって、その傍に青い魚の姿も見えて来た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
傀
漢検1級
部首:⼈
12画
儡
漢検1級
部首:⼈
17画
“傀儡”で始まる語句
傀儡師
傀儡子
傀儡女
傀儡場
傀儡踊
傀儡子女
傀儡師殿