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側柏
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ひのき
ふりがな文庫
“
側柏
(
ひのき
)” の例文
併し物音は馬が
寝藁
(
ねわら
)
の上に転がつたのであつた。八は潜戸に掛けた手を離して、そこらを見廻した。玄関の、向つて右が竹垣で、其中は庭と見えて、
側柏
(
ひのき
)
のやうな木の頭が二三本覗いてゐる。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
岡田は丁度鉄門の真向いになっている窓を開けて、机に
肘
(
ひじ
)
を
衝
(
つ
)
いて、暗い外の方を見ている。
竪
(
たて
)
に鉄の棒を打ち附けた窓で、その外には犬走りに植えた
側柏
(
ひのき
)
が二三本
埃
(
ほこり
)
を浴びて立っているのである。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
側
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
柏
漢検準1級
部首:⽊
9画
“側”で始まる語句
側
側目
側女
側室
側面
側衆
側用人
側杖
側仕
側近