倭絵やまとえ)” の例文
もの静に御酒盛をなすっていらっしゃる御二方の美しさは、まるで倭絵やまとえの中からでも、抜け出していらしったようでございました。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
(この画は先年淡島家の売立てに出たので今は誰の所有に帰しているか解らぬ。)椿年歿して後は高久隆古たかくりゅうこに就き、隆古が死んでからは専ら倭絵やまとえ粉本ふんぽんについて自得し、かたわ容斎ようさいおしえを受けた。