“容斎”の読み方と例文
読み方割合
ようさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小野さんはのぞき込んだ眼を急にらして、素知らぬ顔で、容斎ようさいじくを真正面に眺めていると、二人の影が敷居口にあらわれた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
容斎ようさい嵩谷すうこく雪旦せったん文晁ぶんちょう国芳くによしあたりまでがくつわを並べているというわけだから、その間に挟まって、まさるとも劣るところなき名乗りを揚げようというのは骨だ
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
容斎ようさいの芳野、暁斎ぎょうさいからす、その外いろいろな絵を見せられた。それについて絵の論が始まった。
車上の春光 (新字新仮名) / 正岡子規(著)