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保護
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ほうご
ふりがな文庫
“
保護
(
ほうご
)” の例文
親戚はその貴重品たるを知らざるがために、これに十分の
保護
(
ほうご
)
を加うることを怠った。そして
悉
(
ことごと
)
くこれを失ってしまった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
頗
(
すこぶ
)
る付きの別品、しかも実の有るのに
想
(
おも
)
い附かれて、叔母さんに油を取られたと云ッては
保護
(
ほうご
)
して
貰
(
もら
)
い、ヤ何だと云ッては保護して貰う、実に羨ましいネ。明治年代の
丹治
(
たんじ
)
と云うのはこの男の事だ。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
抽斎は人の
寸長
(
すんちょう
)
をも
見逭
(
みのが
)
さずに、これに
保護
(
ほうご
)
を加えて、
幾
(
ほとん
)
どその
瑕疵
(
かし
)
を忘れたるが如くであった。年来森
枳園
(
きえん
)
を
扶掖
(
ふえき
)
しているのもこれがためである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
柏軒は翌年お玉が池に
第宅
(
ていたく
)
を移す時も、家財と共にこれを新居に
搬
(
はこ
)
び入れて、一年間位
鄭重
(
ていちょう
)
に
保護
(
ほうご
)
していた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“保護”の意味
《名詞》
保 護(ほご)
ある物が破壊されたりしないように守ること。
社会的弱者や生活力の低い者に対し支援を行うこと。
(出典:Wiktionary)
保
常用漢字
小5
部首:⼈
9画
護
常用漢字
小5
部首:⾔
20画
“保護”で始まる語句
保護者
保護色
保護区
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保護枠
保護面
保護地域
保護色性
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