侠骨きょうこつ)” の例文
いまや梁山泊が大となるにつれ、不遇不平な天下の才と侠骨きょうこつを、いよいよここへつのろうとする意志は仲間一同にもさかんだったのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「江戸の花」には、命をも惜しまない町火消まちびけし鳶者とびのものは寒中でも白足袋しろたびはだし、法被はっぴ一枚の「男伊達おとこだて」をとうとんだ。「いき」には、「江戸の意気張り」「辰巳たつみ侠骨きょうこつ」がなければならない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
持って生れた義胆と侠骨きょうこつは、いまもなお、ひとみの底に、大夏の太陽よりも強烈なものをもって、燃えている。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)