佳吟かぎん)” の例文
太郎坊の客院であろう、若葉のあいだに、一際ひときわ白々としょくが見られた。紹巴じょうはやほかのともがらには、歌会硯うたすずりに墨などすりつつ、佳吟かぎんを想うのほか、はや他事もない宵らしい。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
佳吟かぎんだ』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)