“余紅”の読み方と例文
読み方割合
よこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遼陽城外、すべて緑楊りょくようの村である。秋雨あきさめの晴れたゆうべに宿舎のかどを出ると、斜陽は城楼の壁に一抹いちまつ余紅よこうをとどめ、水のごとき雲は喇嘛ラマ塔をかすめて流れてゆく。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)