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佗住居
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わびずまひ
ふりがな文庫
“
佗住居
(
わびずまひ
)” の例文
潜門
(
くゞりもん
)
の
板屋根
(
いたやね
)
には
痩
(
や
)
せた
柳
(
やなぎ
)
が
辛
(
から
)
くも
若芽
(
わかめ
)
の緑をつけた枝を
垂
(
たら
)
してゐる。冬の
昼過
(
ひるす
)
ぎ
窃
(
ひそ
)
かに
米八
(
よねはち
)
が病気の
丹次郎
(
たんじらう
)
をおとづれたのもかゝる
佗住居
(
わびずまひ
)
の
戸口
(
とぐち
)
であつたらう。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
路地は其等の浮世絵に見る如く今も昔と変りなく細民の棲息する処、日の当つた表通からは見る事の出来ない
種々
(
さま/″\
)
なる生活が潜みかくれてゐる。
佗住居
(
わびずまひ
)
の
果敢
(
はかな
)
さもある。隠棲の平和もある。
路地
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
佗
漢検1級
部首:⼈
7画
住
常用漢字
小3
部首:⼈
7画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“佗住”で始まる語句
佗住