“伴蔵”の読み方と例文
旧字:伴藏
読み方割合
ともぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
萩原新三郎はぎわらしんざぶろう孫店まごだなに住む伴蔵ともぞうれて、柳島やなぎしま横川よこかわへ釣にっていた。それは五月の初めのことであった。新三郎は釣に往っても釣に興味はないので、吸筒すいづつの酒を飲んでいた。
円朝の牡丹灯籠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「マア不思議じゃア御座ございませんか、萩原さま」と、云はれて新三郎も気が浮き、二人を上にあげて歓愛に耽る」と云うことになっているが、この物語では、萩原の裏店うらだなに住む伴蔵ともぞうと云う者がのぞいて
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)