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伝通院
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でんつういん
ふりがな文庫
“
伝通院
(
でんつういん
)” の例文
旧字:
傳通院
なんでも、高等学校の確か二年生であった頃ですが、若杉さんは、ある晩、
春日
(
かすが
)
町から
伝通院
(
でんつういん
)
の方へ
富坂
(
とみざか
)
を登っていたそうです。
若杉裁判長
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
狐の人を
化
(
ばか
)
す事、
伝通院
(
でんつういん
)
裏の
沢蔵稲荷
(
たくぞういなり
)
の
霊験
(
れいげん
)
なぞ、こまごまと話して聞かせるので、私は其頃よく人の云うこっくり様の占いなぞ思合せて、
半
(
なか
)
ばは田崎の
勇
(
ゆう
)
に
組
(
くみ
)
して
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
気味悪い狐の事は、下女はじめ
一家中
(
いっかちゅう
)
の空想から
消去
(
きえさ
)
って、
夜
(
よる
)
晩
(
おそ
)
く行く人の足音に、消魂しく吠え出す飼犬の声もなく、木枯の風が庭の
大樹
(
だいじゅ
)
をゆする響に、
伝通院
(
でんつういん
)
の鐘の音はかすれて遠く聞える。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“伝通院”の解説
伝通院(でんづういん)は、東京都文京区小石川三丁目の高台にある浄土宗の寺。正式名称は、無量山 伝通院 寿経寺(むりょうざん・でんづういん・じゅきょうじ)。または小石川伝通院とも。徳川将軍家の菩提寺。江戸三十三箇所観音札所の第十二番札所。
(出典:Wikipedia)
伝
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
院
常用漢字
小3
部首:⾩
10画
“伝通院”で始まる語句
伝通院前
伝通院地内