“仰向(あうむ)” の例文
村(むら)のはづれには「けんぽ梨(なし)」といふ木(き)もあつて、高(たか)い枝(えだ)の上(うへ)に珊瑚珠(さんごじゆ)のやうな實(み)が生(な)る時分(じぶん)には木曽路(きそぢ)を通(とほ)る旅人(たびびと)はめづらしさうに仰向(あうむ)いて見(み)て行(ゆ)きましたが
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
仰向(あうむ)けど寂しくぞあらむ正覚坊かくしどころも燦(きら)らかなれば
真珠抄 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)