仁體じんてい)” の例文
新字:仁体
つけられて、臺本通り實は黒雲源左衞門の娘などと尤もらしくやつた。あの人は仁體じんていが良いから大概たいがいの嘘も本當に聞える、大した役者だつたよ
相手は町内でも人に立てられる三好屋の隱居、十とくまがひの被布ひふかなんか着て、雜俳ざつぱいに凝つて居ようといふ仁體じんていですが、話が不意だつたので、平次はツイ梅干を聯想れんさうせずには居られなかつたのです。