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人穴
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ひとあな
ふりがな文庫
“
人穴
(
ひとあな
)” の例文
それから、全くめちやくちやな石ころ道を下りて、
人穴
(
ひとあな
)
の村に出るまでに、私は馬がつまづいて二度までも投げ出されさうになつた。
湖水めぐり
(旧字旧仮名)
/
野上豊一郎
(著)
「お待ちあそばせや、伊那丸さま。
人穴
(
ひとあな
)
の殿堂は、この咲耶子が
空
(
そら
)
んじている道、踏みやぶる
間道
(
かんどう
)
をごあんないいたしましょうぞ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここぞ御自分の
畢生
(
ひっせい
)
の御修行場と思召して、お頂上、
中道
(
ちゅうどう
)
、
人穴
(
ひとあな
)
、八湖、到るところであらゆる難行苦行をなさいました、それからいったんお国許へお帰りになりまして
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
人穴
(
ひとあな
)
から燃えひろがった
野火
(
のび
)
は、
止
(
とど
)
まるところを知らず、
方
(
ほう
)
三
里
(
り
)
にわたって、
濛々
(
もうもう
)
と煙をたてているので、
下界
(
げかい
)
のようすはさらに見えない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
みなのもの、わしはこれからすぐ
人穴
(
ひとあな
)
の殿堂へ
駈
(
か
)
けいり、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
の首を剣頭にかけて、祖先におわびをいたすつもりだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“人穴”の解説
人穴(ひとあな)は静岡県富士宮市にある、富士山の噴火でできた溶岩洞穴である。またこの洞穴を含む静岡県富士宮市の大字(人穴地区)も指す。
(出典:Wikipedia)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
穴
常用漢字
小6
部首:⽳
5画
“人穴”で始まる語句
人穴城
人穴攻
人穴門
人穴落城