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人礫
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ひとつぶて
ふりがな文庫
“
人礫
(
ひとつぶて
)” の例文
折柄
荒増
(
あれまさ
)
る風に連れて、石滝の森から思いも懸けず、橋の上へ
真黒
(
まっくろ
)
になって、
転
(
こ
)
けつ、まろびつ、
人礫
(
ひとつぶて
)
かと
凄
(
すさま
)
じい、物の姿。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬼子母神
(
きしぼじん
)
の境内から、百姓地まで溢れた、茶店と、
田樂屋
(
でんがくや
)
と、駄菓子屋と、お土産屋は、一遍に叩き割られたやうに戸が開いて、聲をしるべに、
人礫
(
ひとつぶて
)
が八方に飛びます。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鬼子母神
(
きしもじん
)
の境内から、百姓地まで
溢
(
あふ
)
れた、茶店と、
田楽屋
(
でんがくや
)
と、駄菓子屋と、お
土産屋
(
みやげや
)
は、一遍に叩き割られたように戸が開いて、声をしるべに、
人礫
(
ひとつぶて
)
が八方に飛びます。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
礫
漢検1級
部首:⽯
20画
“人”で始まる語句
人
人間
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