“人才”の読み方と例文
読み方割合
じんさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥渡ちよつと人好きはよくないかも知らんが極く無口な柔順おとなしい男で、長く居るだけ米国の事情に通じて居るから、事務上には必要の人才じんさいだ。』
一月一日 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
しかるに親切な人も正しい人も許多あまたあったが、時代の要求は少しは悪いやつでも役に立つ人才じんさいを要する傾向があったから、教育上道徳観念をやしなう者はほとんどなかった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
通常の服より違ったころもを着れば、独特の人才じんさいにでもあるかのように思う人も少なくない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)