“人厭”の読み方と例文
読み方割合
ひとぎら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
極端な人厭(ひとぎら)いの彼が、盛り場を歩き廻ることを好んだというのは、甚(はなは)だ奇妙だけれど、彼は多くの夜、河一つ隔(へだ)てた浅草公園に足を向けたものである。
虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
先にも一寸(ちょっと)触れて置いたが、かくも人厭(ひとぎら)いな柾木愛造にも、例外として、たった一人の友達があった。
虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
柾木愛造は内気や人厭(ひとぎら)いで異常人であったばかりでなく、恐らくはその外の点に於いても、例えば、秘密や罪悪に不可思議な魅力を感ずる所の、あのいまわしい病癖をも、彼は心の隅に
虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)