“京内”の読み方と例文
読み方割合
きやうない100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京内きやうないが里の茶店でお菓子を買つてもらつて、佐次兵衛さじべゑに伴れられて山小屋へ帰つて来たのは、の翌日でありました。
熊と猪 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
紀州きしうの山奥に、佐次兵衛さじべゑといふ炭焼がありました。五十の時、かみさんに死なれたので、たつた一人子の京内きやうないれて、山の奥の奥に行つて、毎日々々木をつて、それを炭に焼いてゐました。
熊と猪 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)