“五彩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごさい90.9%
ごしき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つくづく見れば羽蟻はありの形して、それよりもややおおいなる、身はただ五彩ごさいの色を帯びて青みがちにかがやきたる、うつくしさいはむかたなし。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
音楽が交錯こうさくして、聞こえて来る。五彩ごさいの照明の美しさ、それは建物を照らしているだけではなく、大空にも照りはえてにじの国へいったようだ。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今からざっと百年前、二十歳はたちから三十代のフランツ・リストの磁石的じしゃくてき魅力は、全欧州至るところに五彩ごしき颶風ぐふうき起さずにはおかなかった。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)