“二処三処”の読み方と例文
読み方割合
ふたとこみとこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
障子には二処三処ふたとこみとこ穴がいて暗い燈影ほかげがそれにかかっていた。その障子に物の影が薄く朦朧もうろうと映っているように見えた。主翁は軽い悪寒おかんを感じながらおずおずした眼をそれに向けた。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
天辺てッぺん二処三処ふたとこみとこベットリと白い鳥のふんが附ている。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)