“三木竹二”の読み方と例文
読み方割合
みきたけじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
派という条、実は鴎外が単独ひとりで八人芸をしていたので、弟の三木竹二みきたけじの外には鴎外の片腕の指一本の力となるものすらもなかった。
その四月に歌舞伎座で森鴎外もりおうがい博士の「日蓮辻説法にちれんつじせっぽう」が上場された。恐らくそれは舎弟の三木竹二みきたけじ君の斡旋あっせんるものであろうが、劇界では破天荒の問題として世間の注目をいた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
お兄様(鴎外)は何でも同じ本は重ねておじになり、表紙を附けてお置きになるし、お兄さん(三木竹二みきたけじ)は扱いにくいから、別々にして置きたいといって、いつも争いになるのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)