“みきたけじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
三木竹二100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学生風なのはその頃マダ在学中の三木竹二みきたけじで、兄弟して款待されたが、三木君は余り口を開かなかった。
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
それらの事情から、とても芝居のぞきどころの騒ぎではないので、わたしは自分が受持ちの劇評を三木竹二みきたけじ君にたのんで、編集の仕事と従軍の準備とに昼夜をあわただしく送っていた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ずっと後のことですが、次兄の篤次郎は筆名を三木竹二みきたけじといって、大の芝居好しばいずきで、九代目団十郎が贔屓ひいきでした。その団十郎が「高時たかとき」を上演しました時に、勧められて祖母と一緒に見に行きました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)