乱高下らんこうげ)” の例文
武田のほろびた天正十年ほど、徳川家の運命のはかり乱高下らんこうげした年はあるまい。明智光秀あけちみつひでが不意に起って信長を討ち取る。羽柴秀吉はしばひでよし毛利もうり家と和睦わぼくして弔合戦とむらいがっせんに取って返す。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
時によって乱高下らんこうげがあるという大蔵大臣の説明であります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)