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乞丐
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かたゐ
ふりがな文庫
“
乞丐
(
かたゐ
)” の例文
かゝる折を待ちて盲目の
乞丐
(
かたゐ
)
等また寺前に集まり憐れなる言葉をいだし、あはれなる姿を示してかの人々に物乞はんとするなり
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
案内者は皆この詞の誤らざるを證せり。一行の後には、さきの
乞丐
(
かたゐ
)
の群猶隨ひ來り、皆目を
睜
(
みは
)
りて我等を
打目守
(
うちまも
)
れり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
昔者
(
むかしは
)
カーライル、弊衣を着、破帽をいたゞいて、一日馬車を
竜動
(
ロンドン
)
街頭に
駆
(
か
)
る。一市民見て声をあげて笑ふて曰く、かの
乞丐
(
かたゐ
)
の如くして
傲然
(
がうぜん
)
車上にあるは誰ぞ、と。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
あまたの児を伴れし
乞丐
(
かたゐ
)
の孤独なれ。
妄動
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
乞丐
(
かたゐ
)
のやうな十二月が
雪
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
▼ もっと見る
既にして人々は
乞丐
(
かたゐ
)
の群に
窘
(
くるし
)
められて、酒店の軒に避けたれば、獨り立ち戻りて、
盾銀
(
たてぎん
)
一つ握らせたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
マリアとララとの相
肖
(
に
)
たるは驚くべき程なり。さるにても身に
襤褸
(
ぼろ
)
を纏ひて、髮に一束の
董花
(
すみれ
)
を揷みし
乞丐
(
かたゐ
)
の女の、能くヱネチア第一の美人と美を
※
(
なら
)
ぶるこそ不思議なれ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“乞丐”の意味
《名詞》
乞丐(こつがい、時に「こじき」等に当てる)
物乞いすること、又はその人の漢語表現、乞食、かったい。きっかい。
(出典:Wiktionary)
乞
常用漢字
中学
部首:⼄
3画
丐
漢検1級
部首:⼀
4画
“乞丐”で始まる語句
乞丐頭
乞丐頭長屋
乞丐制