“打目守”の読み方と例文
読み方割合
うちまも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姫は我手をりて、我面を打目守うちまもり、その事をば館の人々まだ一たびも我に告げざりき、さては我うからの御身に負ふ所はいと大いなりと宣給ひぬ。
案内者は皆この詞の誤らざるを證せり。一行の後には、さきの乞丐かたゐの群猶隨ひ來り、皆目をみはりて我等を打目守うちまもれり。
剃手とこやの曲は終りて、われは獨り廣闊なる舞臺の上に立てり。座長レジツシヨオルは笑を帶びて我顏を打目守うちまもり、斷頭臺は築かれたりと耳語さゝやきて、道具方マシニストに相圖せり。幕は開きたり。