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乙女心
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をとめごゝろ
ふりがな文庫
“
乙女心
(
をとめごゝろ
)” の例文
乙女心
(
をとめごゝろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、ああ、まだ口もきかれぬぼんやりした
薄紅
(
うすあか
)
い
生娘
(
きむすめ
)
、
乙女心
(
をとめごゝろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、まだおまへには話がなからう、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
ああ是れ皆此の身、此の横笛の
爲
(
な
)
せし
業
(
わざ
)
、
刃
(
やいば
)
こそ當てね、
可惜
(
あたら
)
武士を手に掛けしも同じ事。——思へば思ふほど、
乙女心
(
をとめごゝろ
)
の
胸
(
むね
)
塞
(
ふさが
)
りて
泣
(
な
)
くより外にせん
術
(
すべ
)
もなし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
然
(
さ
)
れば横笛、我れ故に武士一人に世を捨てさせしと思へば、
乙女心
(
をとめごゝろ
)
の一徹に思ひ返さん
術
(
すべ
)
もなく、此の朝夕は只〻泣き暮らせども、影ならぬ身の失せもやらず
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
乙
常用漢字
中学
部首:⼄
1画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“乙女”で始まる語句
乙女
乙女椿
乙女尼
乙女峠
乙女氣