“久六”の読み方と例文
読み方割合
きゅうろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すず酒瓶ちろりを机にのせて、寝酒をめていた会所守かいしょもり久六きゅうろくは、入ってきたのをジロリと眺めて
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
狼狽うろたえ気味で、言葉を濁しているうちに、伝吉がジロリと一方の顔を見ると、山陰地方の食い詰め者で、所払いになった、あざ久六きゅうろくという名うてな悪女衒わるぜげん、いよいよ変な同行
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)