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並々
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なみなみ
ふりがな文庫
“
並々
(
なみなみ
)” の例文
焼きたがる女に違いない。前の生活で質屋の使いや、借金の断りや、家賃の
掛引
(
かけひき
)
なんぞには
並々
(
なみなみ
)
ならぬ苦労を積んで来たのであろう
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
さればこの山の神社に四年目毎に行わるる奉納の試合は関東武芸者の血を沸かすこと
並々
(
なみなみ
)
ならぬものがあります。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
なんと
並々
(
なみなみ
)
ならぬ
心遣
(
こころづか
)
いと、
努力
(
どりょく
)
が、その
巣
(
す
)
に
傾
(
かたむ
)
けられていることか。たとえば、
雨風
(
あめかぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれても
容易
(
ようい
)
に
折
(
お
)
れそうもない、じょうぶな
枝
(
えだ
)
が
選
(
えら
)
ばれていました。
ある夏の日のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ワグナーの楽劇に対する用意は
並々
(
なみなみ
)
ならぬものであったのである。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
並
常用漢字
小6
部首:⼀
8画
々
3画
“並々”で始まる語句
並々方