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不貞不貞
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ふてぶて
ふりがな文庫
“
不貞不貞
(
ふてぶて
)” の例文
すぐまた反対の側から同様のを続けて
喰
(
くら
)
うと出かかった悲鳴も声にはならず、もう
不貞不貞
(
ふてぶて
)
しい覚悟でさらに飛び散る弾の中を踊り
潜
(
くぐ
)
ってゆくのだった。
罌粟の中
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
笹木光吉は
不貞不貞
(
ふてぶて
)
しく無言だった。大江山警部はこの場の有様と、帆村探偵の結論が大分喰いちがっているのを
不審
(
ふしん
)
がる様子でチラリと帆村探偵の顔色を
窺
(
うかが
)
った。
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
三十も半ばすぎの康子は、もう女学生の頃の明るい頭には
還
(
かえ
)
れなかったし、澄んだ魂というものは
何時
(
いつ
)
のまにか
見喪
(
みうしな
)
われていた。が、そのかわり何か今では
不貞不貞
(
ふてぶて
)
しいものが身に備わっていた。
壊滅の序曲
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
「発車か、何んでも来い」と定雄は
不貞不貞
(
ふてぶて
)
しい気になって起き上った。彼は坂道を駅の方へ馳け登って行く千枝子と清の背中を眺めながら、後から一人遅れて歩いていった。
比叡
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
五十男は、
不貞不貞
(
ふてぶて
)
しい面つきで、ノッソリ中へ入ってきた。
棺桶の花嫁
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
貞
常用漢字
中学
部首:⾙
9画
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
貞
常用漢字
中学
部首:⾙
9画
“不貞”で始まる語句
不貞腐
不貞
不貞寝
不貞寐
不貞節
不貞返