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不興気
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ふきょうげ
ふりがな文庫
“
不興気
(
ふきょうげ
)” の例文
旧字:
不興氣
山ノ内総監も「分らない」という報告を聞いて
不興気
(
ふきょうげ
)
な顔をしてみせたが、さりとてこれがどうなるものでもなかった。
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
綱利
(
つなとし
)
は彼の槍術を賞しながら、この勝負があった
後
(
のち
)
は、
甚
(
はなはだ
)
不興気
(
ふきょうげ
)
な顔をしたまま、
一言
(
いちごん
)
も彼を
犒
(
ねぎら
)
わなかった。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
家から十丁程はなれた
塚戸
(
つかど
)
の米屋が新村入を聞きつけて、半紙一帖持って
御用聞
(
ごようき
)
きに来た時、彼はやっと逃げ出した東京が早や先き廻りして居たかとばかりウンザリして
甚
(
はなはだ
)
不興気
(
ふきょうげ
)
な顔をした。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
けれどもお駕籠訴の一件がありますから、右京殿は
不興気
(
ふきょうげ
)
に顔を
反
(
そむ
)
けて居りますので、何が
何
(
なん
)
だか一向訳が分りませぬ。暫く無言で
睨
(
にら
)
み合って居ります内に、ちん/\とお退のお時計が鳴りました。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一同が出て行ってしまっても、留五郎は
不興気
(
ふきょうげ
)
であった。
乳を刺す:黒門町伝七捕物帳
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
▼ もっと見る
と医者が
不興気
(
ふきょうげ
)
な顔をした。
葛根湯
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“不興”で始まる語句
不興
不興氣