“下重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したおも50.0%
したがさね50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
触りよきはくうにしだるる藤浪の下重したおもりつつとどめたる房
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
自体、駿河の今川家は、名門の誇りが高く、歌道といわず、舞楽といわず、総じて京風な華奢きゃしゃの好みが、たとえば侍たちの装剣そうけんの具にも、女房たちのえり下重したがさねにも見えていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)