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下腹
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したっぱら
ふりがな文庫
“
下腹
(
したっぱら
)” の例文
「それどころか、曳舟の
推進機
(
スクリュー
)
で、首のなくなった奴を、この眼で見てきたんだ。
下腹
(
したっぱら
)
を一文字にやられてね、しかも、
殺
(
や
)
ったそいつが、左利きときてるんだ」
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
畳を
掴
(
つか
)
むように、うたいながら
猪口
(
ちょこ
)
を拾おうとする処、ものの本をまだ一枚とうたわぬ
前
(
さき
)
、ピシリとそこへ高拍子を打込んだのが、
下腹
(
したっぱら
)
へ響いて、ドン底から節が抜けたものらしい。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
たとい
這出
(
はいだ
)
したところでぬらぬらとやられてはおよそ五分間ぐらい尾を出すまでに
間
(
ま
)
があろうと思う長虫と見えたので、やむことをえず
私
(
わし
)
は
跨
(
また
)
ぎ越した、とたんに
下腹
(
したっぱら
)
が
突張
(
つッぱ
)
ってぞッと身の毛
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
釦
(
ぼたん
)
をはずして、胸を開けて、けばけばしゅう
襟飾
(
えりかざり
)
を出した、でっぷり紳士で、胸が小さくッて、
下腹
(
したっぱら
)
の方が図ぬけにはずんでふくれた、脚の短い、靴の大きな、帽子の高い、顔の長い、鼻の赤い
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“下腹”の意味
《名詞》
腹の下部。したばら。
(出典:Wiktionary)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“下腹”で始まる語句
下腹部
下腹巻