“下滴”の読み方と例文
読み方割合
したた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
コトン、ギユウと云ふ音につれて、どの圧搾機からも、たらたらと黒味を帯びた飴色の血、いや油が下滴したたる。油は樋を伝つて油槽へ導かれ、あとに残つた円盤形の豆粕のかたまりが断えず引き出される。
岩膚の岱赭に蒼む色見れば斑雪はだれ雪解ゆきげ下滴したたりにけり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)