上面うわづら)” の例文
折からさっと渡った風は、はじめ最も低く地上をすって、雪の上面うわづらでてあたかもふるいをかけたよう、一様にたいらにならして、人の歩行あるいた路ともなく、夜の色さえうずみ消したが、見る見る垣をわた
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)