“上賓”の読み方と例文
読み方割合
じょうひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
砂糖などというものはめたことは愚か、見たこともない。——特に、織田殿がお泊りなので、上賓じょうひんへ馳走のため、膳部の者が自慢でつくったものだという。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
他国に使して君命をはずかしめぬ臣あり、またその人を観てよく用いる宰相のあるあり、蜀の前途は、この一事を見てもぼくするに足る。——先生、まず上賓じょうひんの席につかれい。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
趙雲は満足して、この従順な降将へ、上賓じょうひんの礼を与え、さらに酒など出してもてなした。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)