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上方訛
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かみがたなまり
ふりがな文庫
“
上方訛
(
かみがたなまり
)” の例文
書画、古着、手道具、
骨董
(
こっとう
)
、武具、
紙屑
(
かみくず
)
に至るまで、それぞれを専門とする
上方訛
(
かみがたなまり
)
の商人の声が、屋敷町の裏をうるさく訪れて廻っている。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
九郎助は灯から顔を
反
(
そむ
)
けるように、ただおろおろと弁解するのです。見る影もない中老人で、半面に
青痣
(
あおあざ
)
のある、言葉の
上方訛
(
かみがたなまり
)
も妙に物柔らかに聞えます。
銭形平次捕物控:147 縞の財布
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
上方訛
(
かみがたなまり
)
を聞かれることが気が引けるので、さながら敵地にいる心地で身をすくめながら、あたりでぺちゃくちゃ取り交される東京弁の会話に、こっそり耳を傾けているより外はなかったが
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
直助は三十を越した、愛嬌のある好い男、少しばかり
上方訛
(
かみがたなまり
)
のあるのも、上手な商売人らしい印象を与えます。
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「顏だけは知つて居ますよ。
遊佐
(
ゆさ
)
の
右太吉
(
うたきち
)
とか言ふ、厄介な男で、庄司の若旦那の彌三郎さんは
眤懇
(
ぢつこん
)
にして居るやうだが、油斷のならない男です。——少し
上方訛
(
かみがたなまり
)
がありますが」
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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不意に
訪
(
たづ
)
ねると、幸ひ主人の直助も、妹のお辰も顏を揃へて居りました。直助は三十を越した、愛嬌のある好い男、少しばかり
上方訛
(
かみがたなまり
)
があるのも、上手な商賣人らしい印象を與へます。
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
訛
漢検1級
部首:⾔
11画
“上方”で始まる語句
上方
上方唄
上方者
上方風
上方辺
上方筋
上方路
上方勢
上方女
上方流