“上方勢”の読み方と例文
読み方割合
かみがたぜい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父と云う人はかつては五奉行の一人として天下に並びない権勢をうたわれ、今度も江戸の内府どのを相手に上方勢かみがたぜいを寄せ集めて大きないくさを起したほどの偉いお方であり
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
あくる廿二日には堀久太郎どのをせんじんとして上方勢かみがたぜいがひた/\と北の庄へおしよせてまいり、ひでよし公もやがてとうちゃくなされまして愛宕山のうえより諸軍をさしずあそばされ
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)