“かみがたなまり”の漢字の書き方と例文
語句割合
上方訛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直助は三十を越した、愛嬌のある好い男、少しばかり上方訛かみがたなまりのあるのも、上手な商売人らしい印象を与えます。
「顏だけは知つて居ますよ。遊佐ゆさ右太吉うたきちとか言ふ、厄介な男で、庄司の若旦那の彌三郎さんは眤懇ぢつこんにして居るやうだが、油斷のならない男です。——少し上方訛かみがたなまりがありますが」
不意にたづねると、幸ひ主人の直助も、妹のお辰も顏を揃へて居りました。直助は三十を越した、愛嬌のある好い男、少しばかり上方訛かみがたなまりがあるのも、上手な商賣人らしい印象を與へます。