トップ
>
三階松
>
さんがいまつ
ふりがな文庫
“
三階松
(
さんがいまつ
)” の例文
「どうでも、好いさ。——まあ、ちっと休もうか」と甲野さんは
蓮池
(
れんち
)
に渡した
石橋
(
せっきょう
)
の
欄干
(
らんかん
)
に尻をかける。欄干の腰には大きな
三階松
(
さんがいまつ
)
が三寸の厚さを
透
(
す
)
かして水に臨んでいる。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
うち霞む
三階松
(
さんがいまつ
)
の空にして尾長は
喚
(
よ
)
ぶかその尾ひらめく
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
黒い
暖簾
(
のれん
)
がふわふわしている。白い字が染抜いてある。その次には頭を
掠
(
かす
)
めるくらいに軒灯が出ていた。真中に
三階松
(
さんがいまつ
)
が書いて下に
本
(
もと
)
とあった。その次には
硝子
(
ガラス
)
の箱に
軽焼
(
かるやき
)
の
霰
(
あられ
)
が詰っていた。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
靄ごめや
三階松
(
さんがいまつ
)
の塗笠の笠揺り畳ね今は
梅雨時
(
つゆどき
)
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
階
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“三階”で始まる語句
三階
三階建
三階見霽
三階段
三階目