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三平
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さんぺい
ふりがな文庫
“
三平
(
さんぺい
)” の例文
もう一人は
蝮
(
まむし
)
の
三平
(
さんぺい
)
——これは死んだそうだが、——あと一人残った人殺しの
房吉
(
ふさきち
)
、これは
頭分
(
かしらぶん
)
で、人の五六人も殺している。
銭形平次捕物控:024 平次女難
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
棭斎の
後
(
のち
)
は
懐之
(
かいし
)
、
字
(
あざな
)
は
少卿
(
しょうけい
)
、通称は
三平
(
さんぺい
)
が
嗣
(
つ
)
いだ。抽斎の家族は父允成、妻徳、嫡男
恒善
(
つねよし
)
、長女
純
(
いと
)
、次男優善の五人になった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
こう云われて、彼も早速其の気になり、旦那の
胆煎
(
きもい
)
りで到頭柳橋の太鼓持ちに弟子入りをしました。
三平
(
さんぺい
)
と云う名は、其の時師匠から貰ったのです。
幇間
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
この家の主人は明治の初年に、藩中で
三平
(
さんぺい
)
の随一と呼ばれたほどの人物の従者になって、あこがれの東京に出てきた。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
“三平”で始まる語句
三平等
三平汁