“さんぺい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三平80.0%
三兵20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう云われて、彼も早速其の気になり、旦那の胆煎きもいりで到頭柳橋の太鼓持ちに弟子入りをしました。三平さんぺいと云う名は、其の時師匠から貰ったのです。
幇間 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
この家の主人は明治の初年に、藩中で三平さんぺいの随一と呼ばれたほどの人物の従者になって、あこがれの東京に出てきた。
ついでながら仏公使の云々うんぬんしたる陸軍の事をしるさんに、徳川の海軍は蘭人らんじんより伝習でんしゅうしたれども、陸軍は仏人に依頼いらいし一切仏式ふっしきを用いていわゆる三兵さんぺいなるものを組織そしきしたり。