トップ
>
万朝報
>
まんちょうほう
ふりがな文庫
“
万朝報
(
まんちょうほう
)” の例文
旧字:
萬朝報
それは
朝野
(
ちょうや
)
新聞から、後の
万朝報
(
まんちょうほう
)
に立て
籠
(
こも
)
った、黒岩
涙香
(
るいこう
)
の翻訳探偵又は伝奇小説の、恐るべき流行に対する、出版者達の対抗運動で、当時
硯友社
(
けんゆうしゃ
)
の根城のようになっていた
随筆銭形平次:12 銭形平次以前
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
数人の怪異
譚
(
ものがたり
)
がすむと、背広服を着た肥った男があがった。それは
万朝報
(
まんちょうほう
)
の記者であった。
怪談会の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
自分は、起きると下へ行く
梯子段
(
はしごだん
)
に
万朝報
(
まんちょうほう
)
が置いてあるのを取り上げた。京都では東京の各新聞はちょうど一時頃に配達されるのだった。自分は、何気なく万朝報を取上げた。
天の配剤
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
二人はこのごろ東京の新聞ではやる
宝探
(
たからさが
)
しや玄米一升の
米粒
(
こめつぶ
)
調べの話などをした。
万朝報
(
まんちょうほう
)
の宝を小石川の久世山に予科の学生が掘りに行ってさがし当てたことをおもしろく話した。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
四日——
万朝報
(
まんちょうほう
)
の米調べ発表。玄米一升七三二五〇粒。△今年は倹約せんと思ふ。
財嚢
(
ざいのう
)
のつねに
虚
(
きょ
)
なるは心を温めしむる現象にあらず。しょせん生活に必要なるだけの金は必要なり。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
“万朝報(
萬朝報
)”の解説
『萬朝報』(よろずちょうほう)は、かつて存在した日本の日刊新聞。紙名は「よろず重宝」の洒落から来ている。万朝報と新字体で表記されることもある。
(出典:Wikipedia)
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
報
常用漢字
小5
部首:⼟
12画
“万朝報”で始まる語句
万朝報社