“七所借”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なゝとこがり33.3%
ななとこがり33.3%
なゝとこが33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日になりようや七所借なゝとこがりをして百両まとめて、日の暮々くれ/″\に大伴蟠龍軒の中の口から案内もなしで通りましたが、前と違い門弟しゅ待遇あしらいが違う。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
これを表沙汰おもてざたにせば債務者は論無う刑法の罪人たらざるべからず、ここにおいたれか恐慌し、狼狽ろうばいし、悩乱し、号泣し、死力をつくして七所借ななとこがり調達ちようだつを計らざらん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
高恩を無にするような事をして実に済まねえ、どうも仕方がないから死のうと覚悟はしても、死にきれねえと云うのは、おめえを残してくのはいやだ、と思って七所借なゝとこがりをしても
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)