七所借なゝとこがり)” の例文
翌日になりようや七所借なゝとこがりをして百両まとめて、日の暮々くれ/″\に大伴蟠龍軒の中の口から案内もなしで通りましたが、前と違い門弟しゅ待遇あしらいが違う。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
金を返さぬからお村を蟠作の妾にして毎晩抱いて寝て、手前の方へは返さぬから金を持って来いと云うから、私はどうもびっくり致しました、あんまりでございますから七所借なゝとこがりをして金を持って参り
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)