“一飯(したく)” の例文
いま通(とほ)つて來(き)た。あの土間(どま)の處(ところ)に腰(こし)を掛(か)けてな、草鞋(わらぢ)で一飯(したく)をしたものよ。爐端(ろばた)で挨拶(あいさつ)をした、面長(おもなが)な媼(ばあ)さんを見(み)たか。……其(そ)の時分(じぶん)は、島田髷(しまだまげ)で惱(なや)ませたぜ。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)