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一襞
ふりがな文庫
“一襞”の読み方と例文
読み方
割合
ひとひだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとひだ
(逆引き)
あらゆるものの中で海はとりわけ私にとつてたくさんの
陥穽
(
かんせい
)
に満ちてゐる。私はともすれば飜る波の
一襞
(
ひとひだ
)
にも古い記憶の合図を見るのだ。
恢復期
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
割合に詰った
顎
(
あご
)
の真下から、
一襞
(
ひとひだ
)
になって、ただ一枚の
紫
(
むらさき
)
が
縁
(
えん
)
までふわふわと動いている。
袖
(
そで
)
も手も足も見えない。影は廊下に落ちた日を、するりと抜けるように通った。
後
(
あと
)
から、——
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一襞(ひとひだ)の例文をもっと
(2作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
襞
漢検1級
部首:⾐
19画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥
“一襞”のふりがなが多い著者
神西清
夏目漱石