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一番
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ひとつが
ふりがな文庫
“
一番
(
ひとつが
)” の例文
残った二、三羽の小鳥は
一番
(
ひとつが
)
いのチャボにかえられて、真白なチャボは黄なカナリヤにかわって、彼の籠を占領して居る。
病牀苦語
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
武一は、もう今ではこの
一番
(
ひとつが
)
ひより他に残つてゐない
伝書鳩
(
ハンス
)
を籠から取り出して、可憐で堪らなさうに頬を寄せてゐた。
南風譜
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
奉行ちょうど膳に向い、鶏、
一番
(
ひとつが
)
いを味わわんとするところで、この鶏復活したらそんな話も信ぜられようと言うや否や、鶏たちまち羽毛を生じて起ち上った。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
それはまるで
一番
(
ひとつが
)
いの渡り鳥が、捕えられて別々の
籠
(
かご
)
に養われているようなものだった。
犬を連れた奥さん
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
一番
(
ひとつが
)
いの朱錦を小さい塗桶のようなものに入れて、元吉が大切にかかえて行った。
半七捕物帳:36 冬の金魚
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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放飼ひに慣れた
一番
(
ひとつが
)
ひの丹頂が悠々と泉水の合間に遊び、橋を渡つて築山の
亭
(
ちん
)
のほとりで居眠りをしたり、翼を伸して梢に駆り空に呼応の叫びを挙げたりしてゐる。
南風譜
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
その
一番
(
ひとつが
)
いは亭主の安蔵の死ぬ五、六日前に、千住の問屋から仕入れた鶏で、店を仕舞う時にこの一
番
(
つが
)
いだけが
潰
(
つぶ
)
されずに残ったので、ともかくも品川まで持って行って、自分の家に飼って置くと
半七捕物帳:51 大森の鶏
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
去年までは
一番
(
ひとつが
)
ひゐた丹頂が今は雄だけが一羽残つてゐた。
鶴がゐた家
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
“一番”の解説
一番(いちばん)は、愛知県名古屋市熱田区の地名。現行行政地名は一番一丁目から一番三丁目。住居表示実施。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
番
常用漢字
小2
部首:⽥
12画
“一番”で始まる語句
一番鶏
一番乘
一番首
一番好
一番町
一番後
一番槍
一番上
一番下
一番堀