“ひとつが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一番87.5%
一双12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奉行ちょうど膳に向い、鶏、一番ひとつがいを味わわんとするところで、この鶏復活したらそんな話も信ぜられようと言うや否や、鶏たちまち羽毛を生じて起ち上った。
それはまるで一番ひとつがいの渡り鳥が、捕えられて別々のかごに養われているようなものだった。
その鸚鵡が僕を見ると、「今晩は」と云ったのも忘れられない。軒の下には宙にった、小さな木鶴もっかく一双ひとつがいが、煙の立つ線香をくわえている。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)