一双ひとつが)” の例文
その鸚鵡が僕を見ると、「今晩は」と云ったのも忘れられない。軒の下には宙にった、小さな木鶴もっかく一双ひとつがいが、煙の立つ線香をくわえている。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)