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一沫
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いちまつ
ふりがな文庫
“
一沫
(
いちまつ
)” の例文
行手の丘にこの国の古い大きな建物が
聳
(
そび
)
えているのを臨む。かつての庁舎だというが、この港に
一沫
(
いちまつ
)
の潤いを与え、辺りの景色を引き立たせてくれる。
全羅紀行
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
一沫
(
いちまつ
)
の雲もなく、太陽は娯楽園の山々谷々、奇怪なる建築物の数々を、白と黒とのクッキリした陰影に染め為して、その全景を、立昇る
陽炎
(
かげろう
)
と共に、鏡の青空へそのまま投影させているかに見えた。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
最後にふり返った時には、
一沫
(
いちまつ
)
の雲が寿真を
覆
(
おお
)
うように見えていた。
神仙河野久
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
沫
漢検準1級
部首:⽔
8画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥